植草一秀氏を守る重要情報

~氏の収監決定から無事自由の身となる日まで、随時採録してゆきます

植草一秀氏のメッセージ

※植草氏が収監を控えた8月3日朝、当BBSに登場し、メッセージを残して行かれました。

採録しておきます。

 

No.227
皆様のご支援に深謝申し上げます
植草一秀(2009-08-03 09:35:43)

時間が無く、用件のみにて失礼いたします。
皆様の身に余るご厚情に心より深謝申し上げます。
無実の立証の方法につきましては、今後、戦略的に検討いたしたく考えておりますので、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
なにとぞ、今後ともご指導ならびにご支援賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

 

「無血市民革命」成就に向け全力を投入しよう

「知られざる真実」における収監直前の記事が消えてしまいましたので、採録しておきます。

____ 原文が回復しましたら削除します。

 

 

これから、8月30日の総選挙投票日まで、盛夏の決戦が続く。


今回の総選挙は歴史的な意義を帯びる選挙になる。


一般国民にとって、政治はこれまで遠い存在であった。選挙の短期間を除いて、政治は国民のものでなかった。そのなかで、「政治は変わらない」、「誰が政治を司っても同じ」とのあきらめに似た空気が広がってきた。


前回2005年の総選挙では、「郵政民営化」の是非が問われ、「郵政民営化」が実現しさえすれば、日本がバラ色の世の中になるとの幻想が広がった。自公政権は衆議院の3分の2以上の多数を獲得する地すべり的な大勝利を収めたが、その後の日本に広がったのは、これまで経験したことのないような荒(すさ)んだ格差社会、生存競争社会だった。


巨大な企業献金が政治を歪めてきた。本来、政治は主権者である国民のものである。ところが、企業献金が認められる政治制度のの下では、巨大な政治献金を実行する企業、大資本が政治の実権を握ってしまう。


日本では明治維新以来、官僚が「統治者」として、優越した地位を保ってきた。第二次大戦後に各種民主化措置が採用されたが、高級官僚制度が温存されたために、官僚が統治する「官僚主権構造」が残存し、今日に至っている。


こうしたなかで、2001年の小泉政権の登場以降、外国資本の利害が日本政治を直接左右するようになった。「郵政民営化」も突き詰めると、外国資本に利益を提供するために強引に推進されてきたとの疑いがますます濃くなっている。


さらに、民主主義が健全に機能するためには、中立公正である社会の木鐸(ぼくたく)としてのメディアの存在が不可欠だが、政治権力がメディアをコントロールしようとし、メディアが利益動機から権力に擦り寄る行動を強めたため、国民に行き渡るマスメディア情報に著しい偏向が生まれる状況が生じた。


このような状況のなかで、これまでの


「官僚のための政治」


「大資本のための政治」


「外国資本のための政治」


そして


「政治家のための政治」


「御用メディアによって情報が操作された政治」


を打破して、


「国民のための政治」、


「国民が主人公である政治」


が、初めて生まれる大きなチャンスが生じた。


 このチャンスを生かして、何としても「国民のための政府」を樹立しなければならない。日本の歴史上、初めて、主権者である国民の力によって、主権者である国民のための政府を樹立するチャンスが到来している。


  「政官業外電の既得権益複合体」はあらゆる手を尽くして、本格的な政権交代の実現を阻止しようとするだろう。


①政権交代推進勢力でない、いわゆる「偽装新党CHANGE」を創設して野党への投票の集中を阻止する試み


②各種経済指標や金融市場データを操作して、「景気回復」の実績を過剰演出して、与党への投票を誘導する試み


③長い選挙戦によって国民の総選挙への「食傷感」を生み、投票率を出来るだけ低下させようとする試み


が実行される可能性がある。

 

 


 橋下徹氏、中田宏氏、東国原英夫氏などをテレビに過剰出演させ、影響力を人為的に創出した上で、「偽装新党CHANGE」を旗揚げし、民主党に吹いている追い風の一部を、「偽装新党CHANGE」に振り替える。


 8月18日の公示日の前日に、2009年4-6月期のGDP統計発表日が設定された。3四半期連続の大幅マイナス成長の反動で、高めの成長数値が発表されることが分かっているからだ。政治権力とメディアはこの統計数値を過剰報道するだろう。しかし、日本経済の活動水準は昨年年初の8割程度の水準でしかなく、深刻な不況に陥っている現状が変化している訳ではない。


 長い選挙戦は、国民の政治への関心を低下させる効果を有するかも知れない。主権者である国民が投票所へ足を運ばなければ、政治の大変革を引き起こすことはできなくなる。


 また、御用メディアは民主党の政権公約の重箱の隅を突いて、民主党攻撃をし続けるだろう。また、野党の主張の相違点を針小棒大に取り扱い、野党間の協力・共闘体制にひびを入れることに腐心(ふしん)するだろう。


 これらの障害や妨害を乗り越えて、政権交代の偉業を、何としても勝ち取らなければならない。最後の最後まで、一瞬たりとも気を抜くことは許されない。


 政権交代推進勢力にとって、共産党が「自公政権の終焉」を総選挙の意義に設定した意味は大きい。「小異を残して大同につき」、これまでの「国民不在の政治」にくさびを打ち込み、まずは「政権交代実現」に向けて、力を結束して対応することが何よりも重要である。


 「政権交代」が実現した暁には、新政権が、真に「国民のための政治」を実現するように、政権交代実現に尽力した政党、そして主権者である国民が、たゆまぬ監視と努力を注がねばならない。


 「政権交代」はゴールではなく、「国民のための政治」を実現するスタートだからである。


 総選挙に向けての三大戦術に記述してきたように、


①すべての主権者である国民が投票所に足を運び、「清き一票」を投じる。投票率を最大に高めるために全力を注ぐこと


②「偽装新党CHANGE」が創設され、御用メディアが過剰報道しても、この勢力の動きに惑わされないこと。「偽装新党」は野党への投票の集中を阻止するために創設される可能性が極めて高いことを見抜かねばならない。


③「国民のための政治」の実現を目指す主権者である国民は、政権交代推進勢力に投票を集中させること


 8月17日のGDP統計のからくりについても、あらかじめ、その意味を周知徹底させなければならない。

 

 また、総選挙の政策上の三大争点は、

 

①企業献金全面禁止の是非

 

②消費税大増税の是非

 

③「天下り根絶」の是非

 

であり、これに

 

④セーフティネット強化の是非

 

⑤日本郵政経営体制の刷新

 

を加えた五つの争点について、主権者である国民は審判しなければならない。さらに、

 

⑥議員世襲制限の是非

 

⑦成長戦略の在り方

 

も重要なテーマになる。

 

 東京の各選挙区でも激戦が展開されているが、

 

1区の海江田万里氏、

 

2区の中山よしかつ氏、

 

8区の保坂のぶと氏

 

国民新党東海ブロック比例の稲村公望氏

 

の必勝は極めて重要である。

 

 杉並から政権交代のうねりを全国に広げてほしいと念願する。


 また、「悪徳ペンタゴン」の素晴らしい図案を創作されたマッド・アマノ氏が、YOU TUBEに

 

「暗殺者は誰だ!(植草一秀氏 VS 悪徳ゾンビ)」

 

をアップ下さった。ご高覧賜りますよう謹んでお願いしたい。


 本ブログからの新規の情報発信が極めて困難であることを大変残念に思うが、「国民のための政治」実現を目指す人々が、力を合わせて、草の根からの運動を全力で行なえば、必ず偉業は達成されるものと信じている。


本ブログならびに私に対する皆様の温かなお心とご指導に心から感謝申し上げる。


本ブログを引き続きご支援賜りますよう謹んでお願い申し上げる。

 

 

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植草一秀氏の刑事事件弁護団声明

植草氏収監の日に刑事弁護団名で出された声明を「知られざる真実」より転載します。

 

 

刑事事件弁護団声明   

            

2009年8月3日

 

                                            

 

1 最高裁第三小法廷は,植草一秀氏に対する東京都迷惑防止条例違反被告事件に ついて,平成21年6月25日上告を棄却し,植草氏が異議を申立てましたが, 同年7月6日異議申立は棄却され,懲役4ヶ月,未決勾留日数60日参入の実刑 判決が確定しました。                            

本日,植草氏は,午後1時30分に,東京高等検察庁に呼び出しを受け,収監されました。

 

 

 

2 植草氏は逮捕されて以来,現在に至るまで,一貫して自分は犯人ではないと無罪を訴え続けてきました。

 

  痴漢事件では,誤った被害者の供述によって,無実の者が逮捕され犯人に仕立て上げられる危険性が高いことは周知のとおりです。

 

  本年4月14日の防衛医大教授逆転無罪判決では,同じ最高裁第三小法廷が「本件のような満員電車内の痴漢事件においては,被害事実や犯人の特定について物的証拠等の客観的証拠が得られにくく,被害者の供述が唯一の証拠である場 合も多い上,被害者の思い込みその他により被害申告がされて犯人と特定された 場合,その者が有効な防御を行うことが容易ではないという特質が認められることから,これらの点を考慮した上で特に慎重な判断をすることが求められる。」との判例を出したばかりです。

 

 

  本件では,被害者の供述や目撃者の供述に数多くの矛盾点があり,信用性が低いばかりではなく,弁護側目撃者の証言によって,植草氏が痴漢犯人でないこと が明らかになりましたが,裁判所は,これらの供述や証言について「特に慎重な 判断」をしませんでした。

 

3 本件では,犯人が被害者に,後ろから密着して,手指で被害者の着衣を撫で回 したという被害者供述から,植草氏の手指,ネクタイ,背広に,被害者の着衣の 構成繊維が付着していないかの繊維鑑定が科捜研でなされました。

 

  この鑑定結果では,植草氏の手指とネクタイから「つよい青色」「さえた青色」 「あかるい青色」の被害者の着衣の構成繊維と「色調が類似した獣毛繊維」が数本検出されたとされています。 

 

  しかし,「つよい青色」等の主観的で曖昧な表現の鑑定では,「繊維の異同」の 科学的な識別ではありませんし,また,繊維の色を科学的に識別できる顕微分光光度計による鑑定はなされておりませんので,「色調が類似した獣毛繊維」が数本検出されたと認めることはできません。

 

   痴漢事件では被害者の着衣に触ったとされる手指に付着した繊維の鑑定をすれば十分な証拠とされているのに,本件では,植草氏の手指の鑑定で「類似の繊維」が検出されなかったからこそ,ネクタイや背広に,被害者の着衣の構成繊維 が転移し付着していないかとして,次から次へ,同種事案では通常行われていないネクタイや背広の繊維鑑定を続けたことからも,植草氏の手指やネクタイから 被害者の着衣の構成繊維に由来すると認められる繊維が,全く検出されなかったことが判ります。

 

  裁判所も1審判決で「これらの付着していた各繊維は前記スカートに由来する と判定されたものではなく,他に由来する可能性も否定できるものではない。」と, 被害者の着衣に由来すると認定できないことを認めています。 

 

  被害者の着衣に触れば付着するはずの繊維が,植草氏の手指,ネクタイ,背広 に付着したと認められなかった3回もの繊維鑑定結果から,植草氏が被害者の着衣に全く触っておらず,植草氏が犯人ではなく,冤罪であることが明かです。

 

 

 

4 裁判員裁判時代を迎えた今日,供述証拠のみに頼る裁判には冤罪の危険があり,客観的証拠による裏付けが必要なことは,上記最高裁判例の説くところです。

 

 しかし本件では,最高裁判所も,「物的証拠等の客観的証拠」がないのに,被害 者供述等を「特に慎重に判断」することなく,本件が冤罪であることを認めませんでした。

 

 

 植草氏は,本日,収監されましたが,再審請求も視野に入れて,今後も本件が 冤罪であることを訴え続けて行く所存です。植草氏は,そのブログにおいて「(執行中の)身の安全を心配して下さる声を多 数賜り,大変ありがたく思う。私は自殺しないことをここに宣言する。」と記しています。

 

  刑事事件弁護団は,植草氏が刑の執行を安全に終了の上,これまでどおりの活発な活動を続けていくことを心から期待しております。

 

 

 

                     

                   植草一秀氏刑事事件弁護団

 

                   

 

                    弁護士 野 嶋 真 人

 

                    弁護士 佐 藤 善 博

 

                    弁護士 田 島   浩